ついでだからFFシリーズについて語ろう。
好きな作品というのは世代に影響される。
私は立派なBBAである。
しかも家にむかーーーしからゲーム機があり両親も、なんなら祖父母さえもゲームをやっている家なので、TVゲーム自体に触れた年齢がめちゃくちゃ早い。
古今東西、FFといえば7が大人気なのは知っている。
しかし私はこれをプレイしていない。
なぜなら当時、うちはサターン派でアンチPSだったからだ。
同じ理由でペルソナもやっていないぞ!
もしかしたら実際やれば変わるのかもしれないが、その時代に触れられなかったことで、恐らくこれからも私の中でFF7の評価が大きく上がることはない。
女装したら女より可愛いイケメンとか。
長髪イケメンボスとか。
おっぱいでかい母性溢れる格闘キャラとか。
おなかいっぱいですー、無理ですー。
きっとどこかに私と同じ感性の人がいると信じたい。
そんな私とファイナルファンタジー。
FF1
かつてのよくあるRPG。これはだいぶあとになってスマホのアプリでやった。
なのであまり記憶にない。ゆえにそれほど思い入れもないけれど、マトーヤの洞窟の音楽が本当に素晴らしい。植松さん最高。
FF2
これもスマホアプリでやった。リアルタイムではやっていなかったものの、まだ5が最新作の頃は、よく雑誌にキャラの漫画や投稿が載っていたのでそのイメージ+ディシディア。
残念なアルテマさんことミンウはディシディアにいらっしゃらないんですか?
音楽は昔からマニアだったので、オーケストラバージョンを5が出た頃のCDで聞いていて、ずっと好きだった。メインテーマ、反乱軍のテーマ、戦闘2が素晴らしい。
FF3
ここからわりとリアルタイム。弟が親とDQ3を買いに行ったら売り切れていて、代わりにそのときの新作だったFF3を買った…ような。そう、むしろDQ3プレイはリアルタイムじゃなかったんだよ。
初FFやってみたら面白いし、音楽いいし、でハマった。
通常戦闘、ボス、暗闇の雲、エウレカ、ファルガバード…今でもいっぱい音楽を覚えている。これが幼いときにやったことによる効果だなあ。
たまねぎ剣士最強にも育てたし、手裏剣かなんかの裏技とか、色々やりました。
DSリメイクもやったし、キャラづけはよかったけど、こちらは音楽のアレンジが最悪だった。ボス戦の曲なんて素晴らしいのに、ただガチャガチャうるさいだけの曲にされてしまったのが悲しい。
FF4
3がきっかけなら、4で完オチ。でも実は5よりあとでプレイした。
今から考えれば穴だらけだけど、映画のような設定とストーリーにひきこまれた。
個性的なキャラクターのなかで、勝手についてきて砂漠で熱出すわ、さらわれるわ、のローザが嫌いだった。
しかもそんなキャラを一番好きなカインが好きだという。
子どもの脳みそからしたら、これだけでもう「ローザ嫌い」になるでしょう。なったんですよ。
今ならむしろ、そんな女をいつまでも女々しく思っているカインのことなんか「はぁ?」と思うのだろうが、幼い私にはカインがカッコよく見えた。
主人公の親友ポジ! 竜騎士! 強い! え!いなくなるの!? え!裏切り!? かえってきたー! え! 裏切り!? かえってきたー!! いなくなったー! もう息切れ。
しかもトドメのエンディングでの金髪なびかせ。
あれはひどい。あれで落ちた。ドット絵なのに。
ちなみに私はこれを見たとき、カインの髪は肩ぐらいまでだと思っていたので、TAでビビりました。
4は音楽も素晴らしいです。そしてその使い方もすばらしい。
オープニングとラストダンジョンで「赤い翼」が流れるセンスが最高です。
FF4TA
4を少しでも好きな人は、ぜひTAやってほしい。
セオドア可愛いし!! カイン(謎さん)本来の意味でカッコいいし!!
試練の山の引きこもり(35歳)が、引きこもりの原因の結晶とも言える親友の息子さん(15歳未満とおもわれる)を鍛えながらお家に送り届けてあげることによって、引きこもりが治った感動のストーリーですよ!
もうほんと、カインって歩く黒歴史量産機。
月の民公認聖竜騎士になったもんだから魔法まで使えるようになるわ、しかもその魔法はセシルより使えるものだわ、月の民はカインのこと好きすぎ。さてはおまえら私だな!?
セオドアの連携技も最後のやつがカインと一緒に槍使って竜騎士バリのジャンプするなんてセシルさんもびっくりですよ。おいおいどうなるバロンの未来。
そうかと思えばパロムはハーレムしてるし(4EDでのルカとのくだりを回収しているのが素晴らしい)、エッジとリディアはまだくっついてないんかい!?て感じだし、カルコブリーナ可愛いし。忍者4人もいいですね。ギルバートもちょっと強くなりました。そしてヤンと愛のフライパン嫁との間の娘さんアーシュラがめっちゃ可愛いんですよこれが。チャイナドレスモンク正義すぎます。
公式で、年月を経て出た中で、こんなによくできた続編他に知らないわ。
と、思うのも珍しく私の好きなキャラが私が思い描く方向性と同じように動いてくれたからだね。うん。だいたいそうならないから。
だから本当にTAは楽しかったです。
FF5
意識してFF新作を手に入れたい! と思ったのはこれが初めてのもの。
そして少し遅れたものの、手に入れたもの。
子どもで思考が単純だったので、ファリスに即落ち。女バレ上等、何ならもっと好きになった。
戦闘が楽しかった3の正当進化みたいなもので、しかもあの小さなドットにたくさんの表情もあって、あまり多くを語られないからこそのプレイヤー側の自由があって。
なにより味方キャラに嫌なやつがいない。
全体的に爽やかでカラっとした明るいキャラクターが多いのが気持ちいいです。
もちろんそれを表面的に捉えてもいいし、背景を考えていやいや実はと持っていってもいいし、何かこう、押し付けがましいものがいっさいなかったのが5だと思います。
その最たるものが、男1(平民)女3(全員王女かつ女王候補)のハーレムパーティになるにも関わらず、安易にバッツのハーレムエンドにしなかったところ。
最高にクール。
レナもファリスもクルルも、彼女らがバッツに対して向ける信頼が恋愛的なものであるかどうかなんて、プレイヤーの勝手で思っておけばいいのであって、ここでも押し付けない。もし「誰を選ぶの!?」みたいな陳腐なノリで終わられたら5の評価はかなり変わっていたと思います。
ハーレムエンドを止めたのがノムリッシュだと聞いたことがあるんだけれど、そこは私と感覚合うんだけどなあ…なぜ…いや、うん。
システム的にもやりこみ要素が色々ありすぎて、何回も何回もクリアしました。
音楽もビッグブリッヂが幼い私に衝撃を与えてくれました。当時は本当にあればっかり聞いていました。
ところでこの頃、サントラ以外の関連CDもいろいろと出ていたのですが、そのうちのほとんどを揃えたのも5だけだと思います。
8ミリCDで「マンボdeチョコボ」だけとか、未収録曲&1のマトーヤSFC音源アレンジとか、FFメドレーリミックスとか。メドレーがとても好きで、今でも結構聞きます。
アレンジ盤の「DEAR FRIENDS」も名盤です。個人的にはボーカル集の「はるかなる故郷」よりもピアノアレンジの「はるかなる故郷」よりもその他どのアレンジよりも、このCDのスオミ語&英語歌詞のついている「はるかなる故郷」がいちばんすきです。
…ゲームじゃなくて音楽を語ってしまっているけれど、要は5も音楽とゲームの演出が合っていたということです。
そういうゲームが好きなんです。
5は我が心のFFです。
FF6
ここからしばらくアンチFFっぽくなる私に変化。
6好きなひとは、ほんとに、何が好きなの? グラ? 音楽? 音楽も4と5のほうがよくない?
これも以前記事に書いたけど、使ってる音源が6のやつはもったりしてて好きじゃなかった。4のが一番いい。
グラは進化するから、そりゃあ過去ナンバーよりは綺麗でしょう。でもせっかくのグラも崩壊後の色味で台無しだと思うんだよね。
ストーリーはオムニバスにもならず、オープンワールドにもならず、一本道にもなりきれず、どうも中途半端に感じる。
崩壊後の最初の主人公が選べたら少しは私の評価が変わっていたかもしれない。だけどセリスしか使えない。そして私はセリスが大嫌い。そりゃおもんないわ。
女将軍という地位があり、ティナのカウンターパートであったはずなのに、その設定よりもただの恋は盲目なバカ女セリスと口八丁死体保存好意におわせ男ロックがセットできらいなので、どうしようもないんだこれが。
最後に愛を知り、母性を花開かせたティナはとても好き。彼女が主人公で貫いてくれたら私は6をここまで嫌いじゃなかったと思う。
エドガーとマッシュの関係、マッシュとガウの関係も好き。
ゾゾの街、マジックハウス、魔列車など、ところどころは好きなんだけど、マイナス要素が多すぎる。
私にとっては残念な作品です。
それなのに世間では6からやたら人気が出てきて、認知度も急に高まった感じがあって、私と世間のFFに対する考えもこのあたりでズレすぎて、だからこのあたりからアンチっぽくなって遠くから眺める人になってしまったのであった。
FF7
ノーコメント。
あ、ちょっとはアーカイブで触ってる。
けど思い出補正もないから色々きつくて全然進めなかった。
FF8
友人がリノアの頭のおかしさについて論文のようなレポートを書いてくれたのを覚えている。
そればかりがフィーチャーされていたので、当時はやっぱりもうFFは無理だなと思ったけれど、8はもしかしたらプレイしたら印象変わるかもしれないと思っている。
ディシディアで少しだけ8に触れたけど、音楽は結構好みです。
FF9
そろそろ一周回って、わりとなんでも受け入れられるようになった最近、スマホでプレイしました。
最後の方の物語の畳み方は雑な気はするけれど、ビビで全部許せるやろ。
ED泣くやろあんなん。
黒魔道士の村自体が泣くやろあんなん。
命がつながっていく、というテーマを丁寧に、どのキャラから見てもえがいてくれていたと思います。
よってペプシマン不問。
あとジタンが(最後のあれは除いて)ウジウジウジウジしていない主人公なのがとてもよかった。FFで一番イケメンだと思っています。なんという包容力と生活力。最高。
ここ掘れチョコボも妙にハマってずっとやっていたし、カードゲームも面白かったです。ミニゲーム楽しいって私にとっては結構珍しい。
好きなことばかりでほとんど突っ込むところないのが9なんです。
あ、ごめん、嘘。
エクスカリバー2はないわw あれはひどい。
でも、そこはさておき。
今、世の中の子どもに勧めたいFF、No1。
FF10
今、世の中の中高生に勧めたいFF、No1。
10は「ザナルカンドにて」がズルすぎる。ほら泣くぞすぐ泣くぞ。
あれをオープニングに持って来て、しかもティーダの過去形一人語りで、あそこを越えたら現在進行形になるって、もうそれだけで天才か! と思ったよね。まあそこで使い果たした感は否めないけど。
ユウナが消える前提で聞く中盤での「素敵だね」、ティーダが消えることがわかってから聞く最後の「素敵だね」のリンクも最高じゃないですか。
ストーリーテリングのお手本みたいな展開だったと思います。だから好き。ユウナもルールーもリュックも、別にキャラとしてそこまで好きなわけではないけれど(キャラとしてはティーダしかそこまで好きでもない)、物語ですべてカバーしきっています。
そして最初はわけのわからない世界観も、ティーダが我々と同じ目線に立ってくれているから、徐々に慣れていく感じがする。
ストーリーだけでなく、個人的には10の戦闘システムも好きです。コマンドバトルのひとつとして完成された形だと思う。
音楽もいいのが多くて、ピアノコレクション買っちゃった。浄罪の路もいいよねー。
FF10−2
個人的に10が好きな理由のひとつに、「ティーダが最後は消える(もしかしたら復活するの?)」で終わったことがあります。
なので10−2はやりようによっては復活しないけれど、復活するルートがあるのならさせてあげたいし、でもそもそもそこが曖昧にされていたから10を好きだというのもあり、もどかしいところです。いや、もちろん復活させるんだけどね。
2.5? 聞かなかったことにします。ありません。そんなものはありません。
2のあとはもうティーダとユウナはふつうにイチャイチャしてふつうに過ごしてほしいんです。た・の・む・か・ら!
話を戻して。
今まで信じていた宗教の根幹が揺らいで、実際どうなるのかというリアルなところを描いていたのはよいような気はするけど、ゲームじゃなくてもよかったという気もしないでもない。
女性3人はどれもそこまでキャラにハマれなかったので、1人くらい子どもか獣か男性がいればよかったかなぁ…え、アニ?
ただ戦闘システムは結構好きなのがなー(笑)。戦闘楽しい。
むしろ別のキャラ、別のFFでやりたかったなぁ。
FF12
未プレイ。戦闘面白そうだから、実はかなりやってみたい。
ヴァンは主人公じゃなくてバルフレアって人が主人公なんだよね、というのがネタレベルなのか、ガチなのか。
FF13
色々言われてるから、逆に気になりすぎて。ちょっとやって見たい。
ほんでライトニングさんて何者なのよ。結局全然わからんのやけど。
あとなんかシリーズが出過ぎていて、もはやよくわからない。
FF15
これも色々言われてるから、ちょっと触ってみたい。
後半の触れてなさがすごいですが、それこそが私がBBAで、初期作品に心のFFがあることの証左です。
ディシディア ではそんなドットキャラたちが最新のグラフィックで動いて喋って戦ってくれるだけで、感無量なんです。はい。
さて。
せっかくPS4リメイクもされたんだし、12やってみようかな。あと15も。
皆さんの心のFFでおススメがあれば、ぜひ教えてください。