TGIF!!

Thanks God, it's Friday! I can play video games!!

DQ10:開発・運営だよりの感想

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最初に言っておく。私は斎藤力ディレクターの考え方はかーなーりーきしょい、と思っているほうのプレイヤーです。だったらやるな、で済むかもしれませんが、wii Uの無料体験で始めたver1は、今までオンラインだからと避けていたことを悔やむくらい楽しかったのです。だからプレイし続けました。それが追い付いてVer3に入ったあたりから、夢中でやり続けることができなくなってきました。それなりに情報を仕入れるようになって、私が「いらんな~」と思うことのほとんどがこのディレクターの暴走だとわかってきたあたりから、どんどんどんどんDQ10がつまらなくなってきました。でも途中でやめるのが気持ち悪いし、キャラを育てること自体は嫌いではないので、ぼちぼち続けています。

Ver4でディレクターが変わると聞いて、正直、めっちゃホッとしています。ただ、Ver2から彼がディレクターだったにも関わらず、Ver2は面白かったことを考えると、Ver4もしばらくはこの人の残した傷跡(爪痕ですらない)が続くのかとげんなりもしていますが。それでもしばらく待てばマシになるかもしれない、という一縷の希望を安西新ディレクターには期待しています。斎藤ディレクターが私が思うよりもっと仕事のできない人で、Ver3(というか学園とバトエン)に完全にかかりきりで、Ver4のシナリオやキャラ設定にほとんど絡んでいなければ、Ver4の早い段階で希望が見えてくるのでは、と思っていますが、まあまさかそこまで仕事のできない人間が知名度抜群の大手企業で厚顔無恥にも仕事を続けるなんて、できない……よね?

そんなわけで、以下、彼の言い訳文に関する感想。

 

hiroba.dqx.jp

バトエン関連

なんでそもそもこんなしょーもないことを思いついたのかはどうでもいいとして、こんなミニコンテンツ、カジノにでも放り込んでおけよ、というのが正直な感想です。まったく期待していないコンテンツです。報酬によっては全くやらないと思います。なぜ彼はこんなにもこのコンテンツに執着できるのでしょうか。なんでもできるゲームの中で、あえてアナログでの遊びを入れる……すごろくはDQとしてずっとやってきていることだからいいとして、モンスターを戦わせるったって、それバトルロードでいいですやん? なんでエンピツ転がして運のみで戦わなきゃならんのだ。

3つの苦しさ

一つ目の苦しさを出すまでのポエムが長い。長すぎる。論文書いたことないのか。ないか。

彼の感じている苦しさとは「プレイヤーから直接声をもらえる環境から離れる寂しさ」「自分の非力さに対する後悔」「自分の存在を消す寂しさ」。

一つ目に関しては、「だから何!?」としか言いようがない。私たちはあなたを喜ばせるためにゲームをプレイしているのではなく、自分が楽しむためにやっているのである。「今まで声をいただけてありがとうございました」ならともかく、それを寂しい寂しいって、構ってちゃんのすることであり、そういうことで「私もあなたがいなくなるなんて寂しいよ!」という言葉を欲していることが見え見えである。

二つ目に関しては、思う存分後悔してください。けれどあなたが「思いついた」コンテンツにはろくなものがないので、きっとその「こうすればよかった」という思いつきも、我々が望む方向とは逆ベクトルだと思いますので、結構です。別のところでやってください。

三つ目。これもどうでもいい。できればあなたと同時に、そこら中にいる期間限定イベントNPCや謎シスターたちを消していただければと思います(文末はこのディレクターのマネです)。

3つの良かったこと

「皆さんとの思い出」「やすらぎ」「ワクワク」。語彙力が低すぎて、本当に大人の書いた文章なのか疑いたくなります。中学生でももっと上手な作文ができます。

思い出のところにちゃっかりリルチェラ(で、あってましたっけ?)がデーンと目立つように配置してあるところがあざとい。ああ、こんなところまで気持ち悪いと感じてしまうほど、私の心は汚れている……関心を持たないようにしなければ。

「やすらぎ」に関しては、「スクエニっていい会社ですね」という一文が寒すぎる。あなたが所属している会社の、あなたに対する休暇に対してそんなセリフを吐かれてもどういう反応をすればいいんだ。そして彼に関しては「無能な働き者」の典型ではないのかと思ってしまう。そういうのが多いから「残業頑張ったアピール」がなくならない日本。

「これはすごいゲーム体験ができるぞ!」と「ワクワク」しているあなたのアイデアを試す場がドラクエでないことだけを祈ります。ソシャゲのドラクエは私はやらないから適当にしてくれてもいいんですが。ブラッシュアップしまくったらしい3.5ストーリーもお粗末、そもそもキャラに魅力がない、ダラダラテキスト、学園(笑)……どれもこれも私には合わなかったので、どうぞ、ほかのタイトルで思う存分やってください。だったら触れなくてすむから。

どわこの手紙への返事

「好きな事を仕事にし続けるって どんなお気持ちですか?」

ということを問う手紙が来たそうです。(十中八九、嘘だろ、と思うのですが)

私はどちらかといえば自分では向いていないと思う職業についているので、日々どうすればもっと効率よくできるのかを考えるしかなく、好きか嫌いかなんて考えたことはないです。ただし、なくてはならない職だとは思うし、バカにされたくはないからこそ、モラルをもって仕事をしたい。

彼は好きなことを仕事にできているようで、そうすると好きであることも嫌いになっていく苦しさがあるそうです。

会社という組織については、

それでも 僕の中の「枠に捕らわれたくない はみ出し者の性格」が災いし
決められた仕様のとおりの100点を目指してものを作る。という仕事に苦しさを感じてしまって
結局 限られた予算と期間の中で 何百点の面白さにまでもっていけるか?

 ということを考えてしまってゲームクリエイターの仕事に戻ってきたらしいですが。

「枠に捕われたくない」というセリフは、枠以上のことができる人が無理やり枠内に押し込められたときに使うセリフです。

「決められた仕様のとおりの100点を目指してものを作る」ことに関して、デザイナーに関するこの話を思い出しました。「70-80点の出来でもいいから納期を守っていくつか作れること」がよいのであって、「100点目指して納期を守れない」のは話にならない、と。デザインの話とは違うかもしれませんが、それでも「求められている100点の出来を逸脱し、かつ納期も守れない」人が、言い訳に「枠に捕われたくない」なんて使うなんて都合よすぎませんか。

最後に

かように、斎藤ディレクターは、社会人として私がイラッとする仕事のできない人の物言いを見事にかましてくるので、どうにも肌が合いませんでした。

そもそも開発・運営だよりに求められていたのは、こんな「ディレクター個人の日記的感想文」か? 違うだろ!? 開発秘話だろ!?

ただ一点、彼の行ったとされていることで、私が感謝していることは古参を優遇せず、新規に優しいところがあったこと(93以降のレベルアップ経験値についてはアホかと思うけれど)です。

ドラクエシリーズ経験者としては古参ですが、ドラクエ10としては新規そのものだった1年前に、最先端コンテンツに3か月ほどでだいたい追いつけたこと(厳密にオーブやら石版やらはまだまだとして…というかここは新規に優しくないほうのコンテンツだし、いらない)は、新規プレイヤーとしてはありがたかったです。なのでVer4以降の色んな方法(タイアップにしろCMにしろ)で、新規加入を促し、新規さんが遊びやすい環境を整えていってほしいと思っています。

ゲームと言わず、どんなジャンルでも新規参入がなければ終わる。時には思い切った改革も必要。ただ、その改革方法は学園(笑)ではなかった。イケメン(笑)ではなかった。私も、友人たちに自信をもってドラクエ10を勧めたい。だからVer4、よろしくお願いします。